【1】任意売却のメリット。
(1)競売より高く売却できる。
競売の売却落札価格は任意売却の60〜80%前後と言われています。
したがって任意売却の方が売却後に返済しなければならない金額が低くなります。
(2)引越し代などが出る。
任意売却は銀行等の合意の下に行われますから、
買主が支払う売却代金の一部を
引越代やマンションの管理費・固定資産税の滞納分に回してもらうことも可能となります。
競売ではそのようなことはありません。
(3)周囲に知られない。
競売になるとその事実が各所轄の裁判所の競売係に公告され
一般の方なら誰もが自由に閲覧が出来るようになります。
それだけならまだしも、最近では、
裁判所の競売物件を、インターネットや不動産流通紙より
誰もが自由に閲覧できるようになっています。
又、競売代行会社なるところが
勝手に競売物件をチラシにして広告することが多くなっています。
このようなことがあると競売の事実が近所や知人に知られてしまいます。
任意売却ではもちろんこのようなことはありません。
【2】デメリット
任意売却は競売により売却される前に自分で売却するということですから、
競売より住宅を明け渡す時期が早くなります。
したがって出来る限り長く住宅に住んでいたいと考えるなら、
競売の方がいいということになります。
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