【1】住宅ローンの滞納が続けばいずれ競売になります。
つまり銀行等は住宅資金を融資するときは、
必ず住宅に銀行や保証会社の抵当権を設定します。
住宅ローンの滞納が続けば銀行等はこの抵当権を実行し、
裁判所に不動産競売を申し立てることになります。
【2】しかしこれには次に見るようにいくつかの段階があります。
(1)3ヶ月で事故扱い
住宅ローンの返済が遅れれば、電話又は文書で督促があります。
そして滞納が3ヶ月以上になると事故扱いになります。
その結果、保証会社がある場合は
保証会社から銀行へ代位弁済(だいいべんさい)が行われ、
残額の一括返済を請求されます。
(2)6ヶ月で競売
滞納が6ヶ月になると競売が申し立てられ、競売手続が開始します。
(3)1年で立ち退き
競売はだいたい半年くらいで終了し、
住宅の所有権は落札者に移転します。
そして落札者=新所有者から住宅の立ち退きを求められます。
【3】ただし、以上の流れは典型例だと考えて下さい。
実際の期間は銀行等によってまちまちです。
一般的傾向としては、
消費者金融などの不動産担保ローンではもっと期間が短いですし、
住宅金融公庫ではもう少し時間がかかります。
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